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- 在宅避難は3日間を単位に組み立てる
- 冷蔵庫の中身を守るなら1,000Wh級
- 水は1人1日3L、最低3日分(農林水産省の家庭備蓄の目安)
- 電源は満充電で維持しておく
台風や地震で停電が3日続いたとき、家族4人の在宅避難に何Whのポータブル電源があれば足りるのか。結論は、スマホと照明の情報確保だけなら300Whで足り、冷蔵庫の中身まで守りたいなら1000Whが家族の基準。この記事では「3日間・家族4人」という条件を固定して、容量クラスごとに何ができて何ができないかをシミュレーションします。数値はすべて実効容量80%換算の目安です。
前提:3日間で家族が使う電力を書き出す
- スマホ:4人×1日1回×3日=12回。1回約12Whなので合計約144Wh
- LEDランタン:毎晩4時間×3晩。300Whで約20時間分の目安なので、12時間なら約180Wh相当
- 電気毛布:500Whで約6時間の目安(1晩分)
- 車載冷蔵庫:1000Whで約17時間の目安
- 電子レンジ:2000Whで約1.5時間の目安(出力1,000W以上の機種が必要)
「何を動かすか」を先に決めてから容量を逆算するのが失敗しない順番です。基礎はポータブル電源の容量の選び方を参照。

300Wh:情報確保はこれで足りる
スマホ12回(約144Wh)+ランタン3晩(約180Wh相当)で、300Whクラスの実効容量(約240Wh)をやや超える計算ですが、ランタンを毎晩2〜3時間に抑えれば収まります。安否確認・避難情報・復旧見込みの確認という「命に関わる情報インフラ」は300Whで3日間維持できるのがポイント。暖房や冷蔵庫はあきらめる前提です。詳しくは停電時のスマホ充電と情報確保で解説しています。
500Wh:暖房1晩をプラスできる
スマホ12回+ランタン3晩で約半分を使い、残りで電気毛布を1晩(約6時間)動かせる計算です。冬の停電で「1晩だけでも暖かく寝たい」が叶うのが500Whの価値。ただし3晩すべて電気毛布を使うには足りないので、寝袋や毛布との併用が前提です。500Whクラスの実力は500Whクラス解説をどうぞ。
1000Wh:冷蔵庫の中身を守れる(家族の基準)
1000Whクラスの実効容量(約800Wh)なら、スマホ・ランタンをまかなった上で車載冷蔵庫を1日約5時間×3日動かせる目安です。冷蔵庫は断続運転でも庫内温度を保てるため、1日数時間の通電でも食材の廃棄をかなり減らせます。電気毛布1晩分も追加可能。家族4人の在宅避難で「困らない」ラインはここで、Jackery 1000 New(119,800円)やDJI Power 1000 Mini(53,460円)が該当します。停電中の冷蔵庫運用のコツは停電時の冷蔵庫はどうする?、機種選びは防災用ポータブル電源おすすめ3選で。

- 1,070Wh・定格出力1,500W・10.8kg
- 電気毛布 約13時間/車載冷蔵庫 約17時間
- ドライヤーは弱運転なら使用可
2000Wh:温かい食事まで確保
2000Whクラスなら、1000Whの内容に加えて電子レンジを合計約1.5時間(1回3分なら約30回分)、冷蔵庫も1日8時間×3日まで延ばせる目安です。乳幼児や高齢者がいる家庭、在宅医療機器を使う家庭では、この余裕が安心につながります。ただし本体は20kg前後と重く、10万円を超える価格帯になるため、家族構成と予算で判断してください。
3日を超えたら:ソーラーパネルで延命
大規模災害では停電が1週間以上続くこともあります。どの容量クラスでも、ソーラーパネルを1枚組み合わせれば日中の充電で稼働日数を延ばせるため、防災目的ならセット購入が合理的です。選び方はソーラーパネル充電ガイドを参照。
まとめ:家族4人・停電3日の容量目安
- 300Wh:スマホ12回+ランタン。情報確保のみ(1人〜2人暮らしの最低ライン)
- 500Wh:+電気毛布1晩。冬の停電に1晩の暖房
- 1000Wh:+冷蔵庫1日5時間×3日。家族4人の基準
- 2000Wh:+電子レンジ約1.5時間。温かい食事と医療機器の余裕
※稼働時間はいずれも実効容量80%換算の目安で、機種・気温・家電の消費電力によって変動します。防災の日を機に、ご家庭の「3日間に必要な電力」を一度書き出してみてください。チェック項目は防災の日にやるポータブル電源チェックリストにまとめています。

