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- 価格と静音性ならDJI Power 1000 Mini(1,008Wh・連続800W・約11.5kg・53,460円・30dB以下)
- 1,500W出力とUPS(0.01秒以内)ならJackery 1000 New V3(1,024Wh・約10.6kg・109,800円)
- 分かれ目は「ドライヤー・電気ケトル級の家電を動かすか」と「停電時に自動で切り替えたいか」
1,000Wh級のポータブル電源で、いま価格差がもっとも大きい組み合わせがDJI Power 1000 Mini(53,460円)とJackery 1000 New V3(109,800円)です。容量はほぼ同じなのに価格は2倍以上。何がその差を生んでいるのか、DJI・Jackery両社の公式公表値だけで並べ、どちらを選ぶべきかを用途別に整理します。V3の前モデルにあたる1000 Newとの比較はDJI Power 1000 Mini vs Jackery 1000 Newで扱っています。
スペック比較

| 項目 | DJI Power 1000 Mini | Jackery 1000 New V3 |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年2月 | 2026年7月24日 |
| 容量 | 1,008Wh | 1,024Wh |
| AC出力 | 連続800W(最大1,000W) | 定格1,500W(最大3,000W) |
| 重量 | 約11.5kg | 約10.6kg(前モデル比19%小型化) |
| ACコンセント | 4口(日本向けモデル) | 3口(2グループを独立オン/オフ) |
| UPS機能 | 非公表 | 0.01秒以内に自動切替 |
| 動作音 | 30dB以下 | 非公表 |
| AC充電 | 58分で0→80% | 非公表 |
| 電池 | LFP・4,000サイクル後も容量80%以上 | LFP・約6,000サイクル(容量70%維持) |
| 動作温度 | -10℃〜45℃(充電・放電とも) | 非公表 |
| 独自機能 | DJIドローンバッテリー急速充電 | AC分路独立制御 |
| 価格 | 53,460円(参考価格) | 109,800円(通常価格) |
違い① 出力。1,500WのV3はドライヤー・ケトル級まで、800WのDJIは低出力家電向け
容量はDJIが1,008Wh、V3が1,024Whでほぼ同じ。実効容量80%換算でも差は十数Whで、電気毛布約13時間・車載冷蔵庫約17時間という1,000Wh級の目安はどちらにも当てはまります。決定的に違うのは出力です。V3の定格1,500Wはドライヤー(弱)や電気ケトルのような高出力家電も守備範囲ですが、DJIの連続800Wではこれらは範囲外になりえます。停電時に「冷蔵庫・照明・スマホ・電気毛布」までで足りる人にはDJIで十分、「調理家電やドライヤーも」という人はV3という切り分けになります。出力と容量の考え方はポータブル電源の容量ガイドで解説しています。
違い② UPSと静音性。守りたい機器があるならV3、寝室・車中泊ならDJI
V3の公式ページに明記されている強みがUPS機能(0.01秒以内で自動切替)です。壁コンセントにつないだまま機器を本体経由で接続しておくと、停電の瞬間にポータブル電源からの給電へ切り替わるので、デスクトップPCやルーター、在宅医療機器の一次バックアップに向きます。DJI Power 1000 MiniのUPS対応は公式仕様ページで確認できなかったため、本記事では「非公表」としています。
一方、DJIの公表値にあってV3にないのが動作音30dB以下です。車中泊やテント内、寝室の枕元で一晩使う用途では、この静かさが体感差になります。加えてDJIドローンのバッテリーを急速充電できる専用機能は、DJI製ドローンを持つ人にとって他社にない価値です。ドローン運用の考え方はドローン・カメラ機材の充電ガイドをご覧ください。
違い③ 価格。差は56,340円、1Whあたりで約2倍
執筆時点の価格はDJIが53,460円(参考価格)、V3が109,800円(通常価格)で、差は56,340円。1Whあたりに直すとDJIは約53円、V3は約107円で、容量単価はおよそ2倍です。V3は2026年10月1日時点の公式ストアで82,350円まで値引きされた実績がありますが、10月21日に通常価格へ戻っています。Jackeryは年に数回の大型値引きがあるため、急がない人はブラックフライデー2026の準備ガイドも参考に時期を選ぶ価値があります。防災目的なら待たずに買うのが鉄則です。
どちらを選ぶべきか
DJI Power 1000 Miniが向く人
- 予算5万円台で1,000Wh級がほしい。使う家電は冷蔵庫・照明・スマホ・電気毛布まで
- 車中泊・キャンプ・寝室で静かに使いたい(30dB以下)
- DJIのドローンやカメラ機材を現地で急速充電したい
Jackery 1000 New V3が向く人
- ドライヤー・電気ケトルなど1,000W超の家電も停電時に動かしたい(定格1,500W)
- PC・ルーター・在宅医療機器をつなぎっぱなしにして自動切替(UPS 0.01秒以内)で守りたい
- 少しでも軽く小さい本体がよい(約10.6kg・19%小型化)
結論は「低出力家電までで足りるならDJI、出力かUPSが要るならV3」です。V3の詳しいスペックはJackery 1000 New V3 レビュー、DJIの実力はDJI Power 1000 Mini レビュー、他社を含めた比較は1000Whクラス徹底比較でまとめています。DJIが2026年10月28日に発売した2,000Wh級のDJI Power Auro 2000 Elite(2,016Wh・最大2,000W・147,400円)の速報も公開しています。

- 1,024Wh・定格出力1,500W・約10.6kg
- 前モデル比19%小型化・UPS 0.01秒以内切替
- LFP 約6,000サイクル・最長5年保証
まとめ
- DJI Power 1000 Mini:1,008Wh・連続800W・約11.5kg・53,460円。30dB以下の静音とDJIドローン急速充電。出力800Wが唯一の弱点
- Jackery 1000 New V3:1,024Wh・定格1,500W・約10.6kg・109,800円。UPS 0.01秒以内とAC分路制御。高出力家電と常時バックアップに
- 価格差は56,340円。低出力家電までで足りるならDJI、出力かUPSが要るならV3
スペックはDJI・Jackery各社公式の公表値、価格は執筆時点(2026年10月22日)の税込価格です。稼働時間は実効容量80%換算の目安で、使用環境により変動します。購入前に各公式ストアで最新の価格・仕様をご確認ください。


